2020/05/02
今回は、グレイトフル・マザーがお薦めする浴槽の手すりをご案内いたします。
お薦めする福祉用具は、実際に私たちが購入し、利用をして、「これは高齢者の方に役立つ!」と感じたものだけをご案内しています。
決してメーカーからマージン(紹介料)を頂いているわけではなく、純粋に「良い!」と感じたものだけをご案内していますので、安心してご覧ください。
改めまして、私どもがお薦めする浴槽の手すりはこれです。
安寿 浴槽用手すり(メーカーのサイトが開きます)
「安寿」というブランド名で製造されている浴槽設置用の手すりです。
この手すりの良いところは、
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1 握りやすくて滑らない
私たちが浴槽用の手すりを選定するとき、最も重要視した点です。手すりの手を持つところが滑るのは論外であり、極力、滑らない素材を使っている必要があると考えています。
写真の赤色のところが、手に持つところです。つまり、ここを持って浴槽に入り、また、ここを持って浴槽から出ます。
この手を持つところ(グリップ)が、固いゴム素材でできており、表面がほんの少しザラザラしているため、滑らないんです。石鹸やシャンプーの泡が付着してツルッと滑って転倒したらどうしようと心配がありますが、私たちが実際に使ったところ、よっぽどのことがない限り滑らないです。(もちろん、石鹸やシャンプーの泡は付かないほうがいいです)
そのため、力が弱っている親御様が利用されても、しっかりと握ることができ、浴槽の出入りがかなりやりやすくなります。
2 ガッチリしていて、安定している
この手すりは、見た目よりもドッシリしており、また、浴槽に「ガチッ」と取り付けることができます。少々のことではグラついたり、外れたりはせず、安定した状態で使うことができます。
もちろん、適切に取り付ける必要がありますし、経年劣化などに注意を配ることが必須です。
3 取り付けがカンタン
取り付けといっても、浴槽に穴をあけるなど、大々的な工事は不要です。各所に六角レンチでしか回せないネジが使われており、浴槽への取り付けはハンドルを回して「ググッ」と浴槽を強い力を挟み込む構造になっています。
また、お風呂のお掃除をしていただくときに簡単にはずせますので、親御様の介護をしている息子・娘世代に優しい設計です。
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これら3つが、私たちがこの福祉用具をお薦めする理由です。
3は特に珍しいものではなく、他の廉価版の手すりでも該当するものがありますが、1と2については、この福祉用具だからこその特性であると感じます。
ご購入を検討される方は、浴槽の厚みや傾斜などによって複数種ありますので、しっかり測っていただいてから、どれが親御様のご自宅の浴槽に合うかを選んでください。
(このページのご案内では、スタンダードなUST-130を用いています)
価格は、メーカーのウェブサイトではどの種類でも2万円以上してちょっと高いですが、これは、いわゆるメーカーの小売希望価格ですので、実際にはもっと安く販売されています。アマゾンなどで検索してみてください。
アロン化成 安寿 高さ調節付浴槽手すりUST-130 レッド-アマゾン
また、この手すりの購入には介護保険が適用されますので、お手続きをいただきますと、極めて安価に購入することができます。(適用範囲がありますのでご注意ください)
最後に、私どもがお薦めする手すりが親御様にピタッと合うかどうかは、今のところ分かりません。
「どの福祉用具が最適だろうか?」という問いには、「介護の専門的な見地から親御様の体、心にピタリと合うものを選ぶ」という答えが適切です。
このページをご覧いただいて、すぐにこの手すりを選ぶのではなく、親御様のご体調や特性を考慮したうえでお決めいただくことをお薦めいたします。
もし福祉用具の選定にお悩みでいらっしゃいましたら、お電話またはメールにてご連絡ください。